主婦に大事な動線
間取りを決める際は、動線を意識しながら配置を決めます。この動線には生活動線と家事動線があります。どちらの動線にも配慮しないといけないのですが、主婦にとって特に重要な動線は家事動線です。家事は365日休みがありませんし、高齢になっても続きます。それだけに家事を行う環境をしっかりと整えておくことで、主婦は家事への負担や不満を軽減でき、家事を楽しみながら行えるようになるのです。
私も現在専業主婦で、家事と育児に奮闘しています。そんな私が取り入れたのは、横一直線の家事動線です。家事の中心的空間はキッチンです。このキッチンとよく行き来をするのが洗面室です。洗面室には洗濯機を設置していることもあり、家事を行う大事な空間なのです。キッチンで炊事をしながら洗面室で別の家事を行うことも多いだけに、これらを隣り合わせに配置し動線を短くすることで家事の効率を高められるのです。
そして一日三度もある食事の支度。これにはキッチンとダイニングの動線が重要です。そこで我が家はキッチンの真横にダイニングを設けました。キッチンの前にダイニングがあるよりも動線が短く、横移動なので移動しやすく、配膳や食後の片付けが格段にしやすくなりました。洗面室とキッチンとダイニングを一直線で繋いだことで、家事動線がコンパクトになり家事の効率が高まり、家事の時短が実現できています。家事を負担なく行えるのは非常に住み心地のいい家だと実感できています。