横一直線の家事動線

家事の効率を高めるには家事動線をコンパクトに、そして行き来をスムーズに行えるようにしておきましょう。我が家は家事の効率化を図るために横一直線の家事動線にしました。

家事の中心はキッチンです。このキッチンからの動線の短さ、スムーズさを一番重視しました。食事の支度をする際には、キッチンとダイニングの動線がポイントです。キッチン向かって右側にダイニングを配置しました。真横にダイニングを配置したことで配膳や食後の片付けの際に動線が短く、横移動なので移動のしやすさも高いのです。家族にとってもすぐ隣にキッチンがあることでキッチンという空間をより身近に感じられ、キッチンへ来ては配膳や食後のお皿下げを手伝ってくれるようになりました。

そして、家事を行う上で一番よく行き来をするのが、キッチンと洗濯機を設置している洗面室です。キッチン横の通路を挟んですぐ隣に洗面室を設けたことで、キッチンから4、5歩で行き来ができます。キッチンで朝食の支度をしながら洗面室で洗濯の作業をしたり、夕飯の支度をしながら入浴の事前準備を行ったりと、これら二つの空間で同時に2種類の家事を行う機会も多いのです。

そのため動線を短くすることで同時に2種類の家事を行いやすく、家事の時短にも繋がるのです。洗濯機のある洗面室には勝手口を設け、洗濯物干し場を設けておけば、洗う→干すという作業が効率よく行えます。洗濯を終えた洗濯物は水を含み重さが増すため、重たい洗濯物を抱える手間が省け、体に負担もかかりません。洗濯物干し場・洗面室・キッチン・ダイニングと横一直線の家事動線で家事への不満が解消されています。

セミオープンキッチン

キッチンの種類も多く、スペースの広さに合わせて、また家事のしやすさを考え自分に合ったキッチンスタイルを取り入れ、家事の効率を高め、居心地のいい空間にしたいものです。最近の一番人気はフルオープンキッチンです。リビングやダイニングとの一体感が高いことで家族のコミュケーションが増えたり、家事をしながらでも子ども達の様子に目が行き届きやすく、家事と育児の両立がしやすいのです。

しかし、このキッチンスタイルの最大のデメリットは、調理中や調理後の乱雑になっているキッチンの様子がリビングやダイニングから丸見えになってしまうことです。見た目にいいものではありませんし、急な来客時にはスムーズに対応できにくいのです。そこで我が家は、セミオープンキッチンにしました。キッチンの前に腰壁を設けたセミオープンキッチンは、気になる手元部分をしっかりと隠すことができ、乱雑になっている状態がリビングやダイニングから見られる心配もありません。手元部分が隠せるという魅力だけでなく、この腰壁を利用してニッチを2ヶ所設けることができました。

キッチン側には調味料入れのニッチを設け、よく使用する調味料をここに収めています。作業スペースが広々として調理がしやすくなりました。そしてダイニング側にはマガジンラックのニッチを設け、散らかりがちな新聞や雑誌を整理することができています。そして、腰壁にカウンターを配して子ども達がおやつを食べたり、パソコンをしたりできる便利なカウンターを設けました。家事の合間に休憩するにも、キッチンで家事をしながらおやつを食べる子どもとコミュケーションを取ることもでき、このキッチンスタイルが自分にとても合っており、家事を楽しみながら行えています。

外構

外構工事を行う際には、安全性や防犯性、デザイン性など様々な角度から計画する必要があります。例えば、玄関アプローチ部分はできるだけ段差を設けないようにしておきたいものです。高齢になって足腰が弱った時には、段差を行き来するのは体に大きな負担を与えてしまいます。

そこで緩やかなスロープにして転倒やつまづきにくくしておくといいですし、車イスでも出入りしやすいのです。段差ができてしまう場合は、しっかりと高さを設けておきましょう。中途半端な段差はつまづきの原因となってしまうからです。そして、庭は子どもを安心して遊ばせられるように、しっかりと防犯対策を行う必要があります。侵入者を潜みにくくすることが大事です。死角を作ってしまう壁には飾り窓をあけて見通しの良さを確保しておくのです。フェンスを設ける際にも、通行人や近隣住民などの気になる視線をカットしながらも庭がプライベートなスペースとなるようにフェンスのデザインや高さに注意しましょう。

そして夜に暗くなりがちなカーポートや裏の勝手口にはセンサーライトを設けて防犯対策を行っておくのです。デザイン性においては、建物とのバランスを考え色調や素材が建物の外装と合っているものを選択するといいと思いますし、近隣に建ち並ぶ住宅との調和にも配慮して、目立ちすぎたりすることのないように気をつけておきましょう。
建物が完成して外構工事を行うだけに、軽視されてしまうことが多いのですが、しっかり計画性を持って安心で、快適な庭が広がるようにしたいものですね。

家事のしやすい家

我が家にはまだ小さな子どもがいます。家造りで大事にしたことは家事のしやすい家であることです。特に家事と育児の両立のしやすさということに注目しました。家事は365日休みがありませんし、高齢になった時でも続けなければならないため家事のしやすい家は、高齢になった時でも暮らしやすい家でもあるのです。

まず、家事の中心であるキッチンです。家事のしやすさを大きく左右するのがこのキッチンの配置です。キッチンで家事をしながらどこまで視線が届くかということが大事です。対面式にしてリビングやダイニングが見渡せるのはもちろん、リビングの延長に設けた和室や、庭まで視線が届くことで、家事をしながらしっかりと子どもの様子を把握することができます。安心して家事を進めることができますし、家事と育児の両立がしやすいのです。

このキッチンとよく行き来をするのが洗面室です。キッチンと洗面室の動線は短く、そして行き来のスムーズさを確保しましょう。キッチンの横に洗面室を設けることで、2、3歩で互いの空間を行き来できますし、横移動で移動のしやすさも高いのです。キッチンと洗面室では、同時に二種類の家事を行うことも多いだけに、二つの空間を隣接させることで同時に家事を進めやすく家事の効率が高まります。

そして、洗濯機のある洗面室から洗濯物干し場の動線も重要です。我が家は、リビングの先に設けたサンルームに洗濯物干し場を設けました。洗面室からこのサンルームへはリビングを横切るだけなので動線は短いですし、リビングで過ごす子どもの様子を確認しながら洗濯物を干したり、取り入れることができます。毎日の家事をスムーズに行えることで家事がしやすく、暮らしやすい住まいとなっています。

浮造りの床

我が家は水廻りスペース以外全て、地元の杉を使用しました。この杉に浮造り加工を施し、木目の美しさを際立たせ見ているだけで癒される空間が広がっています。また床は肌が直接触れる機会も多いだけに触感の良さも高めたかったのです。

浮造り加工とは、木の表面を丁寧に何度もこすり、年輪を浮き上がらせるものです。自然な凹凸が足の裏を優しく、そして心地よく刺激してくれます。マッサージ効果が得られますし、子ども達にとっては偏平足防止や滑り止め効果が期待できるのです。凹凸は足裏のツボを心地よく刺激してくれるため血行を良くして、冷え症の人にも安心できる床なのです。
そしてこの凹凸が室内の光を拡散し、目に優しい空間をつくり眼精疲労を和らげます。合板フローリングでは得られない触感の良さがあるのです。

合板フローリングは、夏はペタッと張り付いたような感触ですし、冬は冷たくて裸足であるくことなどできません。しかし、無垢材の床は、断熱性が高く、夏はサラサラした肌触りで、冬はほのかに暖かみを感じられるため一年を通して裸足で暮らしたくなる住まいが広がるのです。子どもがおもちゃを床に落としてもキズが目立ちにくく、キズが時が経つにつれて味わい深さへと変化するのです。合板フローリングに比べ少々割高ではありますが、その分の魅力を得ることができるので、我が家はこの浮造りの床にしてよかったと思っています。

玄関収納

玄関は住宅の顔とも言われる空間です。それだけに美しい玄関を誰もが求めると思うのですが、現実には脱ぎっぱなしの靴が散らかっていたり、屋外で使用したボールやおもちゃ、ベビーカーなどが玄関脇に置きっぱなしになりがちです。これでは生活感で溢れた空間になってしまいますし、家族の出入りさえもしにくいのです。

玄関の快適性を高めるには玄関収納を充実させましょう。玄関横に設けられるシューズクロークは、靴や傘を収納できるだけでなく、土間収納を設け収納場所に困りベビーカーや三輪車、ゴルフバックや部活用品、洗車用品などもすっぽりと収められるようにしておきましょう。可動オープン棚には家族の靴を大容量に収納します。どこにどの靴があるかが一目で把握でき、出し入れもしやすいです。子ども達の屋外用おもちゃや工具、アウトドア用品などもここの棚にきれいに整理しておくと便利です。

そして土間収納は屋外で使用して汚れていてもそのままサッと片づけられるためしっかりと確保しておくといいのです。シューズクロークの収納力をアップさせることで玄関部分には靴箱など設ける必要がなくなり、ベンチを設けて靴の脱ぎ履きをしやすい環境を整えておくこともできるようになります。室内へ入った所にはコートクロークを設けて外出先で着ていた上着をサッとしまえ、外出時も二階のクローゼットまで上着を取りに行く手間が省けるのです。

シューズクローク内には湿気やにおいが気になるのでナノイー発生機や換気扇などを取り付け、衛生面の確保を忘れないようにしておきましょう。

リビング収納

収納は適材適所に必要な物がきちんと収められるスペースを設けることが鉄則です。玄関にはシューズクローク、キッチンにはパントリー、寝室にはウォークインクローゼット、洗面室には洗面クローゼットと各所にしっかりと収納スペースを設けることと思います。意外と見落とされがちなのがリビング収納です。

しかし、リビングこそ物が集まってきやすいですし、家族がリラックスできる空間が求められるだけに物で溢れたリビングは快適性を欠いてしまいます。そこでリビング収納を設け、快適でくつろぎやすい空間が広がるように、自分の物は自分で管理できる習慣が身に付くようにしましょう。

我が家は、テレビボードの裏にウォークイン型のリビング収納を設けました。リビングからは見えない収納を設けたことで、目に触れると生活感を感じさせる日用品もしっかりと収納できますし、掃除機などのお掃除用具やアイロン台やアイロンなどの家事を行う物も収納しています。これらはリビングで使うことが多いだけにこのリビング収納にしまうことで、サッと取り出し使えるので便利です。

これらの他にリビングに散らかりがちなカバンや上着、子ども達の幼稚園カバンや帽子、ランドセル、おもちゃや絵本なども収納しています。リビング収納には床から天井いっぱいに棚が造り付けられており、収納する物に合わせて棚の高さを変えることができます。一部分にはハンガーパイプを上下二段に分けて設けており、大人用と子ども用の上着を一時置きできるコートクロークとして利用しています。ロッカーのように使用しているリビング収納は、子ども達の物は子ども達が手の届き位置に整理しています。

大人が使用するパソコン関連用品、書類に説明書などもここに収納しています。リビングで使用するものをリビングにきちんと収められていることで、リビングに物が散らかりにくく、出したらしまうという習慣も身に付いてきています。

子育てしやすい家造り

我が家には小さな子どもがいるため家造りにおいて重視したことは、子育てがしやすい住まいにすることです。そこでまず、キッチンからの視線に注目しました。家事を行うママは、一日の大半をキッチンで過ごすことも多いです。そのキッチンから子どもが動きがしっかりと把握できれば、家事と育児の両立がしやすくなるのです。

そこで最近では対面式のオープンキッチンが人気となっています。これならキッチンで家事をしながら、リビングやリビングから繋がる和室にまで目が行き届くようにしておくことで、子どもが遊んでいる様子を把握でき、お昼寝の様子もチェックしやすいです。子どもの様子が把握できないと、家事の手を止めわざわざチェックにいかないといけないので、家事と育児の両立がしにくいのです。

キッチンとの一体感を高めることで、自然とキッチンへ集まりコミュニケーションも生まれやすく、家事をする私も楽しみながら家事を行えるのです。子どもにとっても自分の居場所となるキッズスペースを設けてあげるのもいいでしょう。おもちゃを思い切り広げて遊んだり、成長すればスタディーコーナーとして利用できる子どもの居場所があると子どもにとって理想的な空間となります。

ここには収納スペースを設けておけば、自分でおもちゃを取り出し、あった場所にしまうという習慣が身に付きやすくなりますし、幼稚園グッツやランドセルなども帰宅して、きちんと整理する習慣が自然とつくのです。これをLDKの一角を利用して設けておくと、キッチンで夕飯の支度をしながら子どもの宿題のチェックが行えます。目が行き届き、コミュニケーションを大事にできる家造りが一つのポイントなのです。

変化に対応できる子ども部屋

住宅の中で一番変化が求められるのが子ども部屋です。子どもの成長に伴い空間に求められるあり方が変わってきます。その変化に柔軟に対応できる住まいにすることで、子どもにとって暮らしやすく、居心地のいい住まいとなるのです。子どもが幼少期は、走り回れたり、おもちゃを広げてゆったりと遊べるスペースが求められます。そのため個室の子ども部屋よりも広々とした子ども部屋がいいのです。

そこで子ども部屋は最初から個室を設けるのではなく、10帖の広々とした子ども部屋にしました。壁際に可動間仕切り収納を設置し、クローゼットを完備しています。これなら広々と遊べる空間を確保でき、兄弟やお友達と楽しく遊ぶことができます。小学生高学年くらいになると自分のだけの空間を求めるようになります。その時は、壁際に設置している間仕切り収納を半分だけ空間の真ん中に設置し、ワンルームを半分だけ区切るのです。そうすることで、空間の繋がりを確保しながらもプライベートな空間も手に入れられるのです。

中学・高校生頃になるとそれぞれの個室が必要です。この時は可動間仕切り収納を部屋の中央に設け空間を完全に区切るのです。この可動間仕切り収納なら空間を区切る役目を果たしてくれながらも、衣類などしっかりとものを収納することができます。レイアウトの変更もしやすく、その時々で最適の空間を作り出すことができるのです。大掛かりなリフォームをする必要をなくすために、出入りするドアや窓照明にコンセントなどしっかり二部屋分設けておくのもポイントです。子どもが巣立った後は、ワンルームに戻して新たな活用法を取り入れることもできるのです。

吹き抜けリビング

我が家も近々新築住宅を建てようと住宅のデザインや間取りを考える日々が続いています。人生で一番高い買い物になるだけにたくさん悩み、色々なアドバイスを聞き後悔しない家造りをしたいと思っています。住宅への憧れの一つがリビングを吹き抜けデザインにすることです。理由は言うまでもありませんが、広々とした空間となりリビングをより開放的に明るい空間にできるからです。

数社の住宅展示場を見にも行きました。リビングを吹き抜けデザインにしている住宅があり、その住宅を目にした時やっぱりリビングが吹き抜けだと素敵だなと思いました。吹き抜けにすることでメリット・デメリットがあることも聞きました。開放感・明るさ・オシャレさは一目瞭然です。しかしデメリットにも目を向けそれを理解した上で行わなければ後々後悔してしまいます。

まず冷暖房の効率はやはり落ちるということです。冷暖房の効率が落ちるということは光熱費が余計にかかるということです。特に冬場はしっかり対策を行っていなければ寒さを感じやすいのです。天井にファンを設置し空気の流れをつけることや、足元から暖めてくれる床暖房を設置するなどして温かさを確保できる体制が必要です。私の現在住んでいるところは盆地で夏は非常に暑く冬の寒さも厳しい場所なだけにそれを聞いた時がガッカリしました。

また掃除のしにくさもデメリットの一つです。高い位置に設けられた窓は明るさを取り入れることができますがお手入れができません。専門業者に依頼しお掃除をしてもらわなければならないと聞きました。他には空間を無駄にしていると感じる人もいるようです。メリット・デメリットを再認識して住宅のデザインを考えたいと思います。